福岡の絶景紫陽花スポット10選!見頃と穴場を徹底ガイド

福岡で出会う、雨の日の宝石たち。紫陽花(アジサイ)の名所徹底ガイド

梅雨の季節、しっとりとした雨に濡れながら、ひときわ鮮やかな彩りを放つ花があります。それは、私たちを魅了してやまない紫陽花(アジサイ)です。青、紫、ピンク、白と、その色を変えながら咲き誇る姿は、「雨の日の宝石」とも称されます。

さて、美しい紫陽花を心ゆくまで楽しみたいと思ったら、どこへ行けば良いのでしょうか? 四季折々の自然が豊かな福岡県には、紫陽花を楽しむことができる素晴らしいスポットが数多く存在します。

この記事では、福岡県内の人気紫陽花スポットを厳選し、それぞれの見どころやアクセス方法、さらには紫陽花をより一層楽しむためのヒントをご紹介します。この記事を読めば、きっとあなたにとっておきの紫陽花スポットが見つかるはずです。ぜひ最後までお読みいただき、今年の梅雨は福岡で紫陽花巡りを楽しんでみませんか。

目次

紫陽花(アジサイ)について知っておきたいこと

本格的なスポット紹介の前に、まずは紫陽花について少し触れておきましょう。

紫陽花は、主に初夏、梅雨の時期に見頃を迎える落葉低木です。日本原産の種類が多く、古くから人々に愛されてきました。よく花びらのように見える部分は、実は「萼(がく)」が変化した装飾花と呼ばれる部分です。中心部にある小さな花が本来の花です。

紫陽花の色は、土壌のpH(酸性度)によって変化することで知られています。一般的に、酸性土壌では青色に、アルカリ性土壌ではピンク色になりやすい傾向があります。しかし、白色の品種は土壌のpHに影響されません。このような色の変化も、紫陽花の魅力の一つと言えるでしょう。

福岡県では、例年6月上旬から7月上旬にかけて紫陽花が見頃を迎えます。気候や品種、場所によって見頃の時期は多少前後するため、お出かけ前に最新の情報を確認することをおすすめします。

福岡県が誇る! おすすめ紫陽花スポット

福岡県内には、都市部のオアシスから歴史ある寺社、広大な公園まで、様々なロケーションで紫陽花を楽しむことができるスポットがあります。ここでは、特におすすめのスポットをいくつかご紹介します。

1. 歴史と紫陽花の共演:筥崎宮(はこざきぐう)

福岡市東区に位置する筥崎宮は、日本三大八幡宮の一つとして知られる歴史ある神社です。その境内に、約3,500株、30種類もの紫陽花が植えられた「あじさい苑」があります。

  • 見どころ: 神社の厳かな雰囲気の中で咲く紫陽花は、趣深く落ち着いた美しさがあります。様々な色や種類の紫陽花が植えられており、見ごたえ十分です。苑内には小川も流れており、涼やかな景観が楽しめます。例年、あじさい苑の開苑期間中はライトアップが行われることもあり、夜には幻想的な紫陽花の姿を見ることができます。
  • 見頃: 例年6月上旬~6月下旬
  • アクセス:
    • 福岡市営地下鉄箱崎宮前駅より徒歩約3分
    • JR鹿児島本線箱崎駅より徒歩約8分
    • 西鉄バス箱崎宮前バス停よりすぐ
  • 料金: あじさい苑の入苑は有料(年によって変動あり)
  • ポイント: 神社参拝と合わせて紫陽花を楽しむことができます。早朝や閉苑間際に行くと、比較的ゆっくりと鑑賞できるかもしれません。

2. 山あいのあじさい寺:千光寺(せんこうじ)

久留米市田主丸町にある千光寺は、「あじさい寺」として非常に有名です。山間の静かな場所に位置し、お寺の境内から裏山にかけて、約7,000株もの紫陽花が咲き誇ります。

  • 見どころ: 杉木立の中に咲く色とりどりの紫陽花は圧巻の美しさです。特に、石段の両脇を埋め尽くすように咲く紫陽花は、写真映えも抜群です。約50種類もの品種があると言われており、珍しい紫陽花に出会える可能性もあります。静かで自然豊かな環境で、心穏やかに紫陽花を鑑賞したい方におすすめです。
  • 見頃: 例年6月中旬~7月上旬
  • アクセス:
    • JR九州久大本線田主丸駅よりタクシーで約15分
    • 車の場合、大分自動車道甘木ICまたは杷木ICより約30分。無料駐車場あり。
  • 料金: 入山無料(ただし、紫陽花開花時期には維持協力金をお願いされる場合あり)
  • ポイント: 山間にあるため、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。道中は細い箇所もあるため、運転には注意が必要です。

3. 多彩な品種が集まる植物園:白野江植物公園(しらのえしょくぶつこうえん)

北九州市門司区にある白野江植物公園は、一年を通して様々な花々が楽しめる場所ですが、梅雨時には美しい紫陽花が見頃を迎えます。公園内には約150種類、約2,000株の紫陽花が植えられています。

  • 見どころ: 植物公園ならではの、多様な品種の紫陽花を見られるのが最大の魅力です。普段あまり見ることのない珍しい品種や、西洋アジサイ、山アジサイなど、様々なタイプの紫陽花が咲き誇ります。公園は丘陵地にあるため、散策しながら景色とともに紫陽花を楽しむことができます。展望台からは関門海峡を望むこともできます。
  • 見頃: 例年6月上旬~6月下旬
  • アクセス:
    • JR門司港駅より西鉄バス2番・5番「白野江」下車、徒歩約10分
    • 車の場合、九州自動車道門司ICより約15分。有料駐車場あり。
  • 料金: 有料(大人300円程度、年によって変動あり)
  • ポイント: 多様な品種をじっくり観察したい方におすすめです。園内は広くアップダウンもあるため、時間に余裕を持って訪れると良いでしょう。

4. 海辺の広大な公園で:海の中道海浜公園

福岡市東区にある海の中道海浜公園は、広大な敷地を持つ人気のレジャースポットです。ここでも、梅雨時には紫陽花を楽しむことができます。

  • 見どころ: 公園内のいくつかのエリア、特にフラワーミュージアム周辺や都市緑化植物園エリアなどで紫陽花が植えられています。種類や数は先の専門スポットほど多くはありませんが、青い海や豊かな緑を背景に咲く紫陽花は、開放的な雰囲気の中で楽しめます。家族や友人と公園での一日を過ごしながら、気軽に紫陽花鑑賞をしたい場合に最適です。
  • 見頃: 例年6月上旬~6月下旬
  • アクセス:
    • JR香椎線海ノ中道駅よりすぐ
    • 福岡市営渡船、博多埠頭より海の中道渡船場まで約20分
    • 車の場合、福岡都市高速道路香椎浜出口より約15分。有料駐車場あり。
  • 料金: 有料(大人450円程度、年によって変動あり)
  • ポイント: 他の施設(動物の森、遊園地など)と合わせて一日中楽しめます。自転車での移動もおすすめです。

これらのスポット以外にも、福岡県内には地域に根ざした小さなお寺や公園など、魅力的な紫陽花スポットが点在しています。地元の情報をチェックしてみるのも良いでしょう。

紫陽花巡りをさらに楽しむためのヒント

せっかく紫陽花を見に行くなら、最大限に楽しみたいですよね。ここでは、紫陽花鑑賞に役立ついくつかのヒントをご紹介します。

  • 見頃情報の確認: 紫陽花の見頃は天候によって変動します。お出かけ前に、各スポットの公式サイトやSNS、観光協会のウェブサイトなどで開花状況を確認することをおすすめします。
  • 雨対策: 紫陽花は雨がよく似合う花ですが、鑑賞する側は雨対策が必要です。傘やレインコートはもちろん、滑りにくい靴を選びましょう。濡れても良い服装や、タオルなども準備しておくと安心です。
  • 混雑回避: 人気スポットは特に週末に混雑しがちです。可能であれば、平日の午前中など比較的空いている時間帯を狙って訪れると、ゆっくりと紫陽花を鑑賞できます。
  • 写真撮影: 雨に濡れた紫陽花は、一層鮮やかに輝き美しい写真が撮れます。水滴のついた花びらや、葉の緑とのコントラストを意識して撮影してみましょう。マクロレンズを使うと、紫陽花の繊細な構造を捉えることができます。
  • 周辺観光との組み合わせ: 各紫陽花スポットの周辺には、魅力的なカフェやレストラン、他の観光施設がある場合が多いです。紫陽花鑑賞と合わせて、その地域のグルメや観光も楽しむことで、より充実した一日を過ごせます。例えば、筥崎宮周辺には美味しいパン屋さんやカフェが点在していますし、田主丸方面ならフルーツ狩りなども楽しめます。

まとめ:福岡で、雨の季節の特別な一日を

この記事では、福岡県で紫陽花を楽しむためのおすすめスポットと、鑑賞のヒントをご紹介しました。

歴史ある寺社、自然豊かな山間、広大な公園、そして植物園。それぞれの場所が持つ個性と、そこで咲き誇る紫陽花の美しさが相まって、一つとして同じ紫陽花体験はありません。梅雨の時期は少し憂鬱に感じることもあるかもしれませんが、雨の中で輝く紫陽花を見に出かければ、きっと心が洗われるような特別な時間を過ごせるはずです。

さあ、今年の梅雨は、福岡県の美しい紫陽花に会いに行きましょう。この記事が、あなたの素敵な紫陽花巡りのきっかけとなれば幸いです。事前の情報収集をしっかり行い、雨の日ならではの風情を楽しみながら、福岡の紫陽花を満喫してくださいね。

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