ドラゴンボールのアニオリは何話？全リストと見分け方

冒険、友情、そして手に汗握る激闘の連続――「ドラゴンボール」シリーズは、国境を越え、世代を超えて多くのファンに愛されています。アニメシリーズを楽しむ中で、「これ、原作漫画にはなかった展開かな？」と感じたことはありませんか？ それこそが、アニメオリジナルのエピソード、通称「アニオリ」です。

原作ファンの方も、アニメから入った方も、この記事を読めば、より深くドラゴンボールの世界を理解し、それぞれのシリーズをさらに楽しめるようになるでしょう。

アニオリとは？ なぜ生まれるのか

そもそも、アニメオリジナルエピソード、略してアニオリとは何でしょうか。これは、原作の漫画には描かれていない、アニメシリーズ独自に追加されたストーリーやシーンのことを指します。

また、アニオリは単なる時間稼ぎだけでなく、以下のような目的で作られることもあります。

• キャラクターの掘り下げ: 原作では描かれなかったキャラクターの日常や内面、過去のエピソードなどが描かれることで、キャラクターに深みが増します。
• 世界観の拡張: 原作の舞台裏や、本筋とは直接関係ない場所での出来事が描かれることで、作品の世界観が広がります。
• コメディ要素の追加: シリアスな展開が続く中で、息抜きとなるようなコミカルなエピソードが挿入されることがあります。

ドラゴンボールシリーズにおいても、特に「ドラゴンボールZ」はその長い放送期間の中で、多くのアニオリエピソードが制作されました。

アニオリを見分ける方法

では、具体的にどのアニメエピソードがアニオリなのか、どのように見分ければ良いのでしょうか。いくつかの方法があります。

公式情報やファンサイトの活用

最も確実なのは、公式のガイドブックや、熱心なファンが作成したウェブサイトやデータベースを参照することです。多くのファンサイトでは、アニメの各話が原作のどこに対応しているか、あるいは完全にアニメオリジナルなのかが詳しくまとめられています。

ストーリーラインからの判断

物語の流れから判断することも可能です。原作漫画を読んでいる方であれば、アニメで描かれているエピソードが漫画に存在しない場合、それはアニオリである可能性が高いです。特に、主要な物語の途中で挿入される、本筋とは直接関係のないサブストーリーや日常回は、アニオリであることが多い傾向にあります。

キャラクターの行動や設定の違和感

原作の設定やキャラクターの性格と比べて、アニメでの描写に違和感がある場合も、アニオリかもしれません。ただし、これはアニメ制作上の解釈の違いである可能性もあるため、アニオリかどうかを断定する決定的な要素ではありません。

ドラゴンボールシリーズのアニオリリスト

ここからは、各シリーズのアニメオリジナルエピソードを具体的にリストアップしていきます。膨大な話数があるため、全てを網羅することは難しい場合もありますが、主要なアニオリや有名なアニオリが含まれるエピソードを中心に紹介します。

注意点:

• 以下のリストは、主に「完全にアニメオリジナル」と判断されるエピソードや、原作エピソードに大幅なアニメオリジナル要素が追加されているエピソードを含みます。原作エピソードのごく一部にアニメオリジナルシーンが追加されているだけのものは、全てを網羅していません。
• リストはエピソードの範囲で記載している場合があります。特定の連続したエピソードが一つのアニオリストーリーとなっている場合が多いです。
• 「ドラゴンボール改」は、「ドラゴンボールZ」から冗長な演出やアニオリを可能な限りカットし、原作に沿った内容に再構成したシリーズです。 そのため、「改」には「Z」ほど多くのアニオリは含まれていません。

ドラゴンボール (無印) のアニオリ

初代「ドラゴンボール」は、悟空が少年期から青年期にかけての冒険を描いた物語です。比較的原作に忠実な部分が多いですが、それでもいくつかのアニオリエピソードが存在します。

初代ドラゴンボールのアニオリは、比較的短編のものが多く、キャラクターの日常やちょっとした冒険が描かれる傾向があります。

ドラゴンボールZ のアニオリ

「ドラゴンボールZ」は、サイヤ人編から魔人ブウ編までを描いた、シリーズの中でも特に人気の高い作品です。 原作の連載期間中に長期にわたって放送されたため、アニオリの量が最も多いシリーズでもあります。

ドラゴンボールZのアニオリは、比較的長いシリーズものから、単発のコメディ回まで多岐にわたります。特に、原作のシリアスな展開の合間に挿入される日常回やギャグ回は、キャラクターの意外な一面が見られるため、ファンからの評価が高いものも存在します。

ドラゴンボール超 のアニオリ

「ドラゴンボール超」は、「神と神」「復活の「F」」といった劇場版の内容をテレビシリーズとして再構成した部分と、その後の完全新作ストーリーで構成されています。 「Z」に比べると原作漫画（とよたろう版）と並行して連載・放送されているものの、アニメ独自の描写やエピソードも存在します。

「ドラゴンボール超」は、全体的にアニメと漫画で展開が異なる部分も多いため、どこまでを厳密に「アニオリ」と定義するかは難しい側面もあります。しかし、上記に挙げたエピソードは、漫画版には明確に描かれていない、アニメ独自のストーリーと言えます。

ドラゴンボールGT は全てアニオリ？

「ドラゴンボールGT」は、「ドラゴンボールZ」の続編として制作されたアニメオリジナルのシリーズです。 原作漫画には存在しない物語であり、全てのエピソードがアニオリに該当します。

アニオリは見るべき？ メリット・デメリット

アニオリについて知ると、「本筋に関係ないならスキップしてもいいのかな？」と考える方もいるかもしれません。しかし、アニオリにはアニオリの魅力があります。ここでは、アニオリを見るメリットとデメリットを整理してみましょう。

個人的には、ドラゴンボールの世界観やキャラクターが大好きであれば、アニオリもぜひ楽しんでみることをおすすめします。特に「ドラゴンボールZ」の「悟空とピッコロの自動車教習所」 や「あの世一武道会」 といったアニオリは、本筋のシリアスさとは違った魅力があり、ファンの中でも語り草になっています。 もちろん、ストーリーを早く追いたい場合はスキップするという選択肢もあって良いでしょう。

記憶に残るアニオリエピソード・アーク

数あるアニオリの中でも、特にファンの間で話題になったり、印象に残ったりしているエピソードやアークをいくつか紹介します。

ドラゴンボールZ 魔凶星編 (ガーリックJr.編)

フリーザを倒し、悟空が地球に帰還するまでの間に描かれた長編アニオリです。 かつて神様によって封印されたガーリックJr.が復活し、地球を危機に陥れます。悟飯、クリリン、ピッコロたちが中心となって戦う、原作にはないオリジナルの強敵とのバトルが展開されます。

ドラゴンボールZ あの世一武道会

セルゲーム後、あの世に行った悟空が、様々な宇宙の死んだ強豪たちと戦う武道会です。 パイクーハンをはじめとする個性的なキャラクターが登場し、あの世でのユニークな修行やバトルが描かれました。

ドラゴンボールZ 悟空とピッコロの自動車教習所

セルゲームを控えた平和な時期に、チチに言われて悟空とピッコロが車の運転免許を取りに行くという、異色のギャグ回です。 戦闘服姿ではない二人の姿や、珍道中ぶりが描かれ、アニオリの中でも特に高い知名度を誇ります。

ドラゴンボール (無印) 炎の中のウエディングドレス

第23回天下一武道会で優勝した悟空とチチが結婚するまでのエピソードです。 謎の炎に包まれたフライパン山を消すため、悟空とチチが協力してドラゴンボールを探したり、様々な困難を乗り越えたりする冒険が描かれます。 少年から青年へと成長した悟空の、チチに対する愛情が垣間見える貴重なエピソードです。

アニオリが作品に与えた影響

アニオリは、良くも悪くも作品に様々な影響を与えています。

一方で、否定的な側面としては、物語のテンポが遅くなったり、原作の設定と矛盾が生じたりすることで、一部のファンから批判的な意見が出ることもあります。 特に、緊迫したバトルの最中に挿入されるアニオリは、物語の勢いを削いでしまうと感じる視聴者も少なくありませんでした。

「ドラゴンボールZ」の後に、アニオリを極力排除して原作に忠実に作られた「ドラゴンボール改」 が制作されたことは、アニオリに対する様々な意見があったことの表れとも言えるでしょう。 しかし、「改」ではカットされてしまったアニオリの中に、独自の魅力を持つエピソードが存在することもまた事実です。

• 原作に忠実に、ストーリーをサクサク進めたい！ という方は、アニオリをスキップしたり、「ドラゴンボール改」を見たりするのがおすすめです。
• ドラゴンボールの世界を隅々まで楽しみたい！キャラクターたちの日常や意外な一面も見たい！ という方は、ぜひアニオリも含めて視聴してみてください。

まとめ

この記事では、「ドラゴンボール」シリーズのアニメオリジナルエピソード（アニオリ）について、その概要、見分け方、具体的なリスト、そして見るメリット・デメリットを解説しました。

アニオリを知ることで、あなたがドラゴンボールシリーズを視聴する際に、新たな視点や発見が生まれることを願っています。ぜひ、あなたにとって最高のドラゴンボールの楽しみ方を見つけてください！

参照された情報源 (Google検索より):