顔まわりの髪、それはあなたの第一印象を大きく左右する重要な要素です。ほんの少しの工夫で、驚くほど顔の印象が変わり、一気に垢抜けた雰囲気や、誰もが羨む小顔効果を手に入れることができます。
「でも、どう巻けばいいのか分からない…」「いつも同じ巻き方で飽きてしまった…」そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか? そこでこの記事では、最新の顔まわり巻き方トレンドから、プロも実践する小顔見せテクニックまで、あなたのヘアスタイルを劇的に変える秘訣を徹底解説します。
これを読めば、あなたも明日から「なんか雰囲気変わった?」「小顔になったね!」と言われること間違いなし。ぜひ最後までチェックして、新しい自分に出会ってください。
なぜ顔まわりの巻き方が重要なのか?
髪の毛の中でも、特に顔まわりの部分は、最も人の視線が集まりやすい場所です。前髪の有無や分け目、そして顔まわりの髪の動き一つで、顔の輪郭の見え方、全体の雰囲気、さらには年齢印象まで大きく変わってきます。
顔まわりの髪は「額縁」のようなもの。この額縁のデザインを変えることで、中の絵(あなたの顔)の印象をガラリと変えることができます。
例えば、顔の横にふわっとした空間を作ることで、顔の幅が狭く見え、小顔効果が期待できます。 また、毛先に動きを加えることで、軽やかさや華やかさがプラスされ、垢抜けた印象になります。逆に、顔まわりの髪がペタッとしていると、顔の大きさが強調されたり、どこか野暮ったい印象を与えてしまったりすることもあります。
このように、顔まわりの巻き方は、単に髪を巻くという行為を超え、あなたの魅力を最大限に引き出すための重要なスタイリングテクニックなのです。
最新!垢抜け顔まわり巻き方トレンド
ヘアトレンドは常に変化していますが、顔まわりの巻き方にもその時々の流行があります。ここでは、今特に注目されている顔まわり巻き方のトレンドをいくつかご紹介します。
1. 韓国風「エギョモリ」
数年前から人気が続く韓国風ヘア。その中でも顔まわりの代名詞とも言えるのが「エギョモリ」です。 「エギョ」は韓国語で「愛嬌」、「モリ」は「髪」という意味で、顔まわりに自然なS字カールを作ることで、上品さと可愛らしさを両立させるスタイルです。
エギョモリは、特に面長さんやベース顔さんにおすすめです。顔の縦のラインを分断し、横にボリュームを出すことで、バランスの取れた小顔に見せることができます。
2. 触角ヘア(サイドバング)
前髪の横に長めに残した毛束を「触角」のように作るスタイル。 これも韓国ヘアから火がつき、今や定番となりました。 顔の輪郭をさりげなく隠しつつ、抜け感を演出できるのが魅力です。
触角ヘアは、顔まわりにレイヤーをしっかり入れることで、より自然な流れと動きが出ます。毛先を軽く内巻きや外巻きにワンカールするだけで、簡単に雰囲気を変えられます。
3. リバース巻きで抜け感
顔まわりの髪を後ろ方向(外側)に巻く「リバース巻き」は、今っぽい抜け感と華やかさを出すのに最適です。 特に顔まわりのレイヤーが入っているスタイルでリバース巻きをすると、顔の横に美しい毛流れができ、上品で洗練された印象になります。
リバース巻きは、毛先だけでなく、顔まわりのミドル部分から巻き始めることで、より立体的な仕上がりになります。巻きすぎず、毛束の中間から毛先にかけてゆるやかに巻くのがポイントです。
4. 波巻きでアンニュイに
髪全体に波打つようなウェーブを作る「波巻き」は、顔まわりに施すことでアンニュイでこなれた雰囲気を演出できます。 コテを交互に返しながら巻く、またはストレートアイロンを使って作る方法があります。
波巻きは、慣れるまで少し練習が必要ですが、マスターすれば一気におしゃれ度がアップします。顔まわりだけに波巻きを取り入れるだけでも、いつものスタイルに変化をつけられます。
顔の形別!小顔に見せる巻き方ガイド
自分の顔の形を理解し、それに合った巻き方を選ぶことで、より効果的に小顔に見せることができます。ここでは、代表的な顔の形別に、おすすめの顔まわり巻き方をご紹介します。
顔の形 | 特徴 | おすすめの巻き方 | 小顔に見える理由 |
---|---|---|---|
丸顔 | 顔の縦横の長さが近く、頬がふっくらしている。 | 顔まわりのリバース巻き、長めの触角ヘア | 顔の横に縦のラインを強調したり、頬の丸みをカバーしたりすることで、シャープな印象を与えます。 |
面長 | 顔の縦の長さが横の長さより長い。 | エギョモリ、顔まわりのふんわり内巻き | 顔の横にボリュームを出すことで、縦の長さをカバーし、顔のバランスを整えます。 |
ベース顔 | エラが張っているのが特徴。 | エラを隠すような長めの顔まわりレイヤー、顔まわりに沿わせるようなS字カール | エラ部分を自然にカバーする毛流れを作ることで、輪郭をなめらかに見せます。 |
卵顔 | 理想的なバランスの顔型。 | どんな巻き方でも似合う | バランスが良いので、トレンドの巻き方や好きな巻き方に自由に挑戦できます。 |
もちろん、これはあくまで一般的な傾向です。ご自身の髪質やカット、なりたい雰囲気によって最適な巻き方は変わってきますので、色々試してみるのが一番です。美容師さんに相談してみるのも良いでしょう。
プロが教える!小顔に見せる巻き方の基本テクニック
ここでは、どんな顔の形やスタイルにも応用できる、小顔に見せるための顔まわり巻き方の基本テクニックをご紹介します。
テクニック1:巻く「範囲」と「量」を意識する
顔まわりの髪すべてを均一に巻くのではなく、巻く範囲と量を調整することが重要です。耳前のごく一部の毛束だけを巻いたり、顔まわりのレイヤー部分のみに動きをつけたりすることで、より自然で計算された小顔効果が得られます。
テクニック2:「引き出す角度」でボリュームを調整
髪を巻く際に、毛束を引き出す角度によって仕上がりのボリュームが変わります。
引き出す角度 | 仕上がり | 効果 |
---|---|---|
下に引き出す | ボリュームが出にくい、毛先中心の動き | ナチュラルな仕上がり、落ち着いた印象 |
横に引き出す | 程よいボリューム感、顔の横に空間 | 最も小顔効果が出やすい角度 |
上に引き出す | 根元からの立ち上がり、華やかなボリューム | ゴージャスな仕上がり、パーティーなどにおすすめ |
小顔効果を狙うなら、顔の横に毛束を引き出して巻くのが最も効果的です。これにより、顔の横に自然なボリュームが生まれ、顔の幅をカバーできます。
テクニック3:「ワンカール」と「S字カール」の使い分け
顔まわりの巻き方には、主に毛先をくるっと巻く「ワンカール」と、髪の中間から毛先にかけてS字を描くように巻く「S字カール」があります。
両方の巻き方をマスターして、なりたい雰囲気に合わせて使い分けるのがおすすめです。
テクニック4:「内巻き」と「外巻き(リバース巻き)」の組み合わせ
顔まわりの髪を全て同じ方向に巻くのではなく、内巻きと外巻きを組み合わせることで、より立体感と動きのある仕上がりになります。
特に、顔まわりにレイヤーが入っている場合は、毛先が自然に内側と外側に分かれるように巻くと、より動きが出ておしゃれに見えます。
テクニック5:「前髪」との連携
顔まわりの巻き方は、前髪とのバランスが非常に重要です。例えば、シースルーバングの場合は、顔まわりの毛束と自然に繋がるように、毛先を軽く巻くのがおすすめです。 センターパートの場合は、顔まわりの髪をリバース巻きにして、額の横に空間を作ることで、より洗練された印象になります。
実践!コテ・アイロンを使った顔まわり巻き方ステップ
実際にコテやアイロンを使って顔まわりを巻く手順を、初心者の方でも分かりやすいように解説します。
準備するもの
- ヘアクリップ(ブロッキング用)
- ヘアアイロンまたはコテ(ご自身の髪の長さやなりたいカールに合わせて太さを選びましょう。後述します。)
- ヒートプロテクトスプレー(熱から髪を守るため)
- スタイリング剤(ヘアオイル、バーム、スプレーなど)
- 鏡(合わせ鏡ができると後ろも確認しやすいです)
基本の手順
- ブラッシング: まず、髪全体を丁寧にブラッシングし、絡まりをなくしておきます。
- ブロッキング: 顔まわりの髪を少量(片側1〜2cm幅程度)取り分け、それ以外の髪はヘアクリップで留めておきます。少量ずつ巻くのが失敗しないコツです。
- ヒートプロテクトスプレー: 巻く直前に、顔まわりの毛束にヒートプロテクトスプレーを軽く吹きかけます。
- 毛束を引き出す: 巻きたい毛束を、小顔効果を狙うなら顔の横方向に引き出します。(テクニック2参照)
- コテ/アイロンで巻く:
- 内巻きの場合: 毛束の中間あたりからコテ(またはアイロン)を挟み、手首を内側に返しながら毛先まで滑らせます。毛先で1〜2秒キープするとしっかりカールがつきます。
- 外巻き(リバース巻き)の場合: 毛束の中間あたりからコテ(またはアイロン)を挟み、手首を外側に返しながら毛先まで滑らせます。毛先で1〜2秒キープします。
- S字カールの練習: コテを縦に使い、毛束の中間を挟んで内側に半回転。少し滑らせてから外側に半回転。これを毛先まで繰り返すとS字になります。ストレートアイロンでも同様に、交互に角度を変えながら滑らせます。
- 冷ます: 巻いた直後の毛束は熱を持っているので、すぐに触らず、手で軽く支えながら冷まします。熱が冷める過程でカールが固定されます。
- 反対側も同様に: 反対側の顔まわりの髪も同様に巻きます。左右対称になるように、鏡で確認しながら行いましょう。
- 必要に応じて追加で巻く: 顔まわりの内側の髪や、表面の髪に少し動きをつけたい場合は、少量ずつ取って同様に巻きます。
- ほぐす: 全て巻き終わったら、粗めのコームや指先でカールを優しくほぐし、自然な毛流れを作ります。ほぐしすぎるとカールが取れてしまうので注意。
- スタイリング剤: 最後に、お好みのスタイリング剤を少量手に取り、毛先や顔まわりのカール部分になじませて、キープ力と束感を与えます。
髪が完全に乾いた状態で巻きましょう。濡れた髪に熱を加えると傷みの原因になります。また、同じ場所に長時間コテやアイロンを当て続けないように注意してください。
コテ?アイロン?自分に合った道具の選び方
顔まわりを巻くために使う道具は、主にコテ(カールアイロン)とストレートアイロンがあります。それぞれ得意なことや、おすすめの髪の長さ、仕上がりが異なります。
道具 | 特徴 | 得意な巻き方 | おすすめの髪の長さ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
カールアイロン(コテ) | 円筒状のプレートで髪を挟んで巻く。様々な太さがある。 | しっかりしたカール、ふんわりしたボリューム、エギョモリ | ミディアム〜ロング | カールのキープ力が高い、立体的なカールを作りやすい | 火傷しやすい、慣れるまで少し練習が必要、太さ選びが重要 |
ストレートアイロン | 平らなプレートで髪を挟む。 | Cカール、S字カール、波巻き、毛先のワンカール | ショート〜ロング(特にボブやミディアムで活躍) | ナチュラルな仕上がり、火傷しにくい、前髪にも使いやすい、複数用途に使える | しっかりしたカールは作りにくい、波巻きは慣れが必要 |
コテの太さ選び
コテの太さによって、仕上がりのカールの大きさが変わります。
- 19mm〜26mm: 細かめ〜中間くらいのカール。短い髪や、しっかりカールをつけたい場合に。
- 32mm〜38mm: 太め〜ゆるめのカール。ミディアム〜ロングヘアで、ナチュラルな仕上がりや大きめカールに。エギョモリやリバース巻きにも適しています。
顔まわりだけを巻く場合、32mm程度の太さが、ナチュラルなカールも、エギョモリのようなS字カールも作りやすく、汎用性が高いと言えます。
ストレートアイロンの活用法
ストレートアイロンは、実は顔まわりの巻き方にも非常に便利です。毛先を挟んでくるっと返すだけで自然な内巻きや外巻きのワンカールが作れますし、プレートを交互に返しながら滑らせることで波巻きも簡単にできます。 特にボブやミディアムヘアで、毛先に少し動きをつけたい場合に活躍します。
巻き方をキープ!おすすめスタイリング剤
せっかく綺麗に巻いた顔まわりの髪も、時間が経つとカールが取れてきてしまうことがあります。巻きを持続させ、さらに仕上がりを美しく見せるためには、スタイリング剤の活用が不可欠です。
1. 巻き始める前に:ヒートプロテクトスプレー
熱から髪を守るだけでなく、カールをつけやすくし、持ちを良くする効果があるものもあります。巻く前に髪全体、特に巻く部分に軽く吹きかけましょう。
2. 巻き終わった後に:ヘアオイル・ヘアバーム
巻いた後の髪にウェットな質感や束感を与えたい場合に最適です。少量手に取り、手のひらによく伸ばしてから、毛先や顔まわりのカール部分に下から揉み込むようになじませます。つけすぎると重くなり、カールが取れやすくなるので注意。
3. 仕上げに:ヘアスプレー
カールのキープ力を高めるなら、仕上げにヘアスプレーが効果的です。カールを持続させたい部分に、髪から少し離してサッと吹きかけます。ハードタイプはしっかり固定、ソフトタイプはナチュラルにキープできます。巻き終わって完全に冷めてから使用するのがポイントです。
スプレーは、巻いた毛束を指で軽く持ち上げながら、内側から吹きかけると、より自然に、かつしっかりとキープできます。
巻き方NG集!失敗しないための注意点
顔まわり巻きは手軽にイメチェンできる反面、間違った方法で行うと残念な仕上がりになってしまうことも。ここでは、よくある失敗例とその対策をご紹介します。
NG 1: 巻きすぎ・やりすぎ
顔まわりの髪を必要以上に巻きすぎたり、量を多く取りすぎたりすると、顔の横が不自然に膨らみ、かえって顔が大きく見えたり、古臭い印象になったりします。
NG 2: 左右非対称
特にセルフで巻く場合、左右でカールの強さや位置がずれてしまい、バランスが悪く見えがちです。
NG 3: 熱の当てすぎ・低温すぎ
同じ場所に長時間熱を当て続けると髪が傷みます。逆に温度が低すぎると、綺麗にカールがつかなかったり、すぐ取れてしまったりします。
NG 4: スタイリング剤のつけすぎ
せっかくの巻き髪が、スタイリング剤のつけすぎでベタついたり、重みでカールが取れたりすることがあります。
これらの点に注意して、ぜひ顔まわり巻きに挑戦してみてください。
もっと知りたい!顔まわり巻き方Q&A
読者からよく寄せられる顔まわり巻き方に関する質問に、プロの視点からお答えします。
Q1: 不器用でうまく巻けません。何か良い方法はありますか?
A1: 最初は誰でもうまくいかないものです。まずは、顔まわりのごく少量の毛束だけを、簡単なワンカールから練習してみましょう。大きめのコテ(32mmなど)やストレートアイロンの方が、初心者には扱いやすいかもしれません。YouTubeなどで動画を見ながら練習するのも効果的です。慣れてきたら、少しずつ難しい巻き方に挑戦してみてください。
Q2: 髪が短くても顔まわりは巻けますか?
A2: はい、ボブやショートヘアでも顔まわりを巻くことは可能です。特にショートボブなどは、毛先に少し内巻きや外巻きのワンカールをつけるだけで、顔の印象がかなり変わります。ストレートアイロンや細めのコテ(19mm〜26mm)がおすすめです。美容師さんに顔まわりのカットでレイヤーを入れてもらうと、より巻きやすくなります。
Q3: 顔まわりに癖があって、巻いてもすぐ取れてしまいます。どうすればいいですか?
A3: 髪の癖が強い場合は、巻く前に軽くブローするか、ストレートアイロンで癖を伸ばしてから巻くとカールがつきやすくなります。また、ヒートプロテクトスプレーや、カールキープ力のあるスタイリング剤をしっかり使うのも効果的です。それでも難しい場合は、顔まわりにだけ部分的にパーマをかけるという選択肢もあります。美容師さんに相談してみてください。
Q4: 毎日巻くのは髪が傷みそうで心配です。
A4: 毎日コテやアイロンを使うと、どうしても髪に負担はかかります。大切なのは、事前のケアと適切な使用です。必ずヒートプロテクトスプレーを使用し、設定温度を必要以上に高くしないこと。また、アウトバストリートメントなどで日頃から髪の保湿ケアをしっかり行うことも重要です。たまには巻き方をお休みして、ヘアアレンジで顔まわりに動きを出すなど、工夫するのも良いでしょう。
Q5: 自分の顔の形がよく分かりません。どうすれば良いですか?
A5: 自分の顔の形を正確に把握するのは難しいこともありますね。信頼できる美容師さんに相談してみるのが一番確実です。プロは骨格や顔立ちを見て、似合うヘアスタイルや巻き方をアドバイスしてくれます。友人や家族に客観的に見てもらうのも参考になります。
今後の顔まわりヘアトレンド予測
ヘアトレンドは常に移り変わりますが、顔まわりの髪が重要視される傾向は今後も続くと考えられます。
自分に似合う基本の巻き方をマスターしつつ、これらのトレンドを少しずつ取り入れていくことで、常に旬な顔まわりヘアを楽しむことができるはずです。
【まとめ】顔まわり巻き方で新しい自分に!
この記事では、顔まわりの巻き方があなたの印象や小顔効果にどれほど大きな影響を与えるか、最新のトレンド、顔の形に合わせた選び方、実践テクニック、そして道具やスタイリング剤の選び方まで、幅広く解説しました。
顔まわりの巻き方は、少し練習すれば誰でもマスターできます。今日ご紹介した情報を参考に、ぜひあなたの顔まわりに新しい風を吹き込んでみてください。ほんの少しの工夫で、鏡を見るたびに嬉しくなるような、即垢抜け&小顔効果を実感できるはずです。
新しい顔まわり巻き方で、あなたの魅力をさらに輝かせましょう!