NARUTOのアニオリは何話から？効率的な見分け方と視聴法

最初のシリーズである『NARUTO-ナルト-』（無印）は、全220話のうち、後半に多くのアニオリエピソードが含まれています。特に、物語のクライマックスに向けて原作が佳境に入り、アニメが追いつきそうになった時期に集中的に制作されました。

ここでは、『NARUTO-ナルト-』（無印）のアニオリエピソードをシリーズごとにまとめて紹介します。

## 『NARUTO-疾風伝』のアニオリエピソード一覧

続編となる『NARUTO-疾風伝』は、無印以上に長期間放送されたため、アニオリエピソードの数も多くなります。原作の進行に合わせて、物語の節目や章の間にアニオリが挿入される傾向があります。

『NARUTO-疾風伝』のアニオリエピソードをシリーズごとにまとめて紹介します。

## 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』について

『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』は、『NARUTO-ナルト-』の続編であり、ナルトの息子であるボルトを主人公とした物語です。BORUTOもアニメ化されていますが、こちらは原作漫画とアニメが同時進行しており、アニメ独自の展開が非常に多く含まれています。

BORUTOの場合、「アニオリ」というよりは「アニメオリジナル展開」と表現されることが多いです。原作漫画では描かれていない、あるいは軽く触れられている程度の内容が、アニメでは詳しく描かれたり、アニメ独自のストーリーが展開されたりします。

BORUTOを視聴する際は、アニメはアニメ独自の物語として楽しむのがおすすめです。もちろん、原作漫画を読むことで、アニメとの違いを楽しむこともできます。

## 効率的な視聴方法：アニオリをスキップするか？

### アニオリをスキップするメリット・デメリット

| メリット | デメリット |
| :—————————————- | :——————————————— |
| 原作の主要ストーリーを効率的に追える | 一部のキャラクターの掘り下げや設定の補完を見逃す可能性がある |
| 視聴時間を大幅に短縮できる | 面白いアニオリエピソードを見逃す可能性がある |
| 物語の展開を早く知ることができる | アニメ独自の魅力を十分に味わえない可能性がある |
| 原作とアニメの違いが明確になる | |

### アニオリをスキップする場合の具体的なステップ

1. **アニオリリストを用意する:** 上記で紹介したリストや、信頼できるファンサイトなどでアニオリの該当話数を確認します。
2. **視聴するエピソードをリストアップする:** 全話リストからアニオリの話数を除外し、視聴すべき「原作ベース」のエピソードリストを作成します。
3. **動画配信サービスやDVD/Blu-rayで視聴する:** 作成したリストに沿って、該当のエピソードを視聴します。

### どの話数からスキップすればいい？

『NARUTO-ナルト-』（無印）を原作準拠で効率的に視聴したい場合、**第136話**からアニオリが始まりますので、ここから最終話（第220話）までをスキップするという選択肢があります。ただし、前述のリストにあるように、第102話からも断続的にアニオリが挿入されています。より厳密に原作だけを追いたい場合は、第102話以降のアニオリリストを参照しながら視聴する必要があります。

『NARUTO-疾風伝』の場合は、物語の節目にアニオリが挿入されるため、一概に「何話から何話までスキップ」と言い切るのが難しいです。上記のリストを参照し、各シリーズの概要を読んで、興味のないアニオリシリーズをまとめてスキップするのが現実的でしょう。特に、長編アニオリである「十二忍将編」「三尾出現編」「過去編 ～木ノ葉の軌跡～」「船上のパラダイスライフ」「カカシ暗部篇」「自来也忍法帳」などは、それぞれまとまった話数があるため、スキップすることで大幅に時間を短縮できます。

## 各アニオリシリーズの見どころ（見る価値はある？）

全てのアニオリエピソードが原作と同等の評価を得ているわけではありませんが、中にはファンから根強い人気を持つシリーズや、見る価値のあるエピソードも存在します。ここでは、いくつかピックアップして見どころを紹介します。

### 『NARUTO-ナルト-』（無印）のアニオリの見どころ

* **雷刃牙追跡任務編 (第112話 ～ 第118話):** かつての敵である再不斬と白に関連するキャラクターが登場し、彼らの物語の深掘りにも繋がる側面があります。戦闘シーンも見応えがあります。
* **星影の里編 (第178話 ～ 第183話):** 五大国以外の隠れ里である星隠れの里を舞台にした物語。独自の文化や忍術が登場し、世界観が広がります。
* **記憶喪失のナルト編 (第209話 ～ 第212話):** ナルトが記憶喪失になるというユニークな設定で、周囲のキャラクターとの関係性がコミカルに描かれます。

無印のアニオリは、比較的短いシリーズが多く、キャラクターの日常や、あまり描かれなかった組み合わせでの任務などが描かれます。本編のシリアスな展開から離れて、箸休め的に楽しむことができます。

### 『NARUTO-疾風伝』のアニオリの見どころ

* **カカシ外伝 ～戦場のボーイズライフ～ (第33話 ～ 第34話):** これは厳密には原作にもあるエピソードですが、アニメでの描写は非常に丁寧で感動的です。カカシ、オビト、リンの関係性や、カカシの Sharingan を得るきっかけが描かれる重要なエピソードです。スキップ非推奨です。
* **十二忍将編 (第57話 ～ 第71話):** アスマの過去や、火の国を守る特別な部隊の存在が描かれます。アスマというキャラクターに愛着があるなら、見る価値はあります。
* **六尾解禁編 (第144話 ～ 第151話):** 六尾の人柱力であるウタカタは、その後の原作ベースの話にも少し登場します。彼の物語を知っておくと、より深く理解できるでしょう。透明感のある独特の雰囲気を持つシリーズです。
* **過去編 ～木ノ葉の軌跡～ (第176話 ～ 第196話):** 長編ですが、様々なキャラクターの少年時代や、里の歴史に関わるエピソードが多く含まれています。特に、ナルトの両親であるミナトとクシナ、そして彼らの世代の物語は、その後の展開に大きく関わるため、見ておくとより感動できるでしょう。ただし、このアニオリ自体は無限月読の中の夢という設定です。
* **カカシ暗部篇 ～闇を生きる忍～ (第349話 ～ 第361話):** カカシがなぜあのような性格になったのか、彼の過去の苦悩が丁寧に描かれます。イタチやダンゾウとの関係性も描かれ、カカシファンにとっては必見のシリーズです。
* **自来也忍法帳 ～ナルト豪傑物語～ (第432話 ～ 第450話):** もう一つのNARUTO世界を描く大胆なアニオリ。ifストーリーとして割り切って見れば、非常に楽しめるシリーズです。原作とは異なる展開や、意外なキャラクターの関係性が描かれます。
* **木ノ葉秘伝 ～祝言日和～ (第494話 ～ 第500話):** ナルトとヒナタの結婚式という、ファン待望のイベントを描いたシリーズ。木ノ葉の仲間たちがナルトへの贈り物を考えるエピソードは、キャラクターそれぞれの個性が出ていて非常に心温まります。疾風伝の締めくくりとして、ぜひ見てほしいシリーズです。

## アニオリと原作の違いを楽しむ

アニオリを視聴するもう一つの楽しみ方は、原作との違いを比較することです。

* **設定の違い:** アニオリでは、原作にはない独自の術や設定が登場することがあります。
* **キャラクターの描写:** アニオリでは、特定のキャラクターに焦点を当てて、原作では見られなかった一面や心情が描かれることがあります。
* **物語の展開:** アニオリは、原作の物語とは異なる結末や展開を迎えることがあります。

これらの違いを知ることで、原作とアニメ、それぞれの魅力を再発見することができます。特に、原作を読破済みのファンにとっては、アニオリは新たな視点や解釈を提供してくれる貴重な機会となります。

## BORUTO時代のアニメオリジナル展開について補足

前述の通り、『BORUTO-ボルト-』はアニメと漫画が同時進行しているため、『NARUTO』や『NARUTO-疾風伝』のような明確なアニオリ期間という概念が薄いです。しかし、アニメでは漫画版にはない長期間にわたるオリジナルストーリーが展開されることが多くあります。

例えば、アニメ開始当初の「入学編」や、その後の「修学旅行編」「鬼灯城編」「チョウチョウの蝶モード習得編」などは、アニメオリジナル要素が強い、あるいはほぼアニメオリジナルのシリーズです。これらのエピソードは、ボルトやその仲間たちの日常、成長、そして新たな敵との戦いを描いており、漫画版のシリアスな展開とは異なる、より学園ものや日常ものに近い雰囲気を持っています。

BORUTOのアニメオリジナル展開は、賛否両論ありますが、キャラクターたちの魅力や、現代の木ノ葉隠れの里の様子を詳しく描いている点では価値があります。特に、ボルト、ミツキ、サラダの「第七班」の絆や、同期の仲間たちとの交流は、アニメオリジナルで丁寧に描かれることが多いです。

BORUTOを視聴する際は、過去作のような「アニオリだからスキップ」という考え方よりも、「これはアニメ独自の物語なんだな」と理解し、一つの作品として楽しむのが良いでしょう。もちろん、漫画版を読めば、アニメがどこまで原作に沿っていて、どこからがオリジナルなのかが分かります。

## まとめ：あなたにとって最適な視聴方法を見つけよう

アニメ『NARUTO』シリーズは、原作漫画の素晴らしい物語に加え、アニメオリジナルのエピソード（アニオリ）によって、その世界をさらに広げてきました。アニオリは、原作のストック確保という側面だけでなく、キャラクターの深掘りやアニメ独自の物語展開といった、アニメならではの魅力も持っています。

* 『NARUTO-ナルト-』（無印）は、**第102話**あたりからアニオリが断続的に始まり、特に**第136話以降**に集中しています。
* 『NARUTO-疾風伝』は、物語の節目に長編のアニオリシリーズが挿入される傾向があります。
* 『BORUTO-ボルト-』は、アニメオリジナル展開が多く、アニメ独自の物語として楽しむのがおすすめです。

アニオリをスキップするかどうかは、あなたの視聴スタイルや目的に応じて自由に選択できます。原作の物語を効率的に追いたい場合はスキップが有効ですが、NARUTOの世界観やキャラクターを深く楽しみたい場合は、アニオリも視聴する価値は十分にあります。この記事で紹介したアニオリリストや概要を参考に、あなたにとって最適な視聴方法を見つけてください。

膨大な話数を持つ『NARUTO』シリーズですが、その分だけ多くの感動や興奮、そしてキャラクターたちの成長の物語が詰まっています。アニオリをうまく活用しながら、あなただけの『NARUTO』視聴体験をぜひ楽しんでください！