Swell投稿一覧の表示数、最適な設定は?ブログ速度とSEOへの影響
WordPressテーマ「SWELL」を使ってブログ運営をしている皆さん、「投稿一覧ページに表示される記事の数、どう設定してますか?」
この「表示件数」設定、実はブログの見た目だけでなく、読者の回遊率、そしてブログの表示速度やSEOにも深く関わってくる、非常に重要なポイントなんです。
「え、そんな細かいところ気にしなきゃいけないの?」と思ったあなた。ぜひこの記事を読み進めてみてください。最適な設定を見つけるヒントが見つかるはずです。
WordPressでブログ記事の一覧に表示される件数を設定できる場所は、実はWordPressの標準機能です。SWELLテーマを使っているかどうかに関わらず、以下の場所で設定できます。
ここの「1ページに表示する最大投稿数」という項目で、投稿一覧(ブログトップページ、カテゴリページ、タグページ、検索結果ページなど)に一度に表示される記事の件数を変更できます。
この設定値、初期設定ではおそらく10件や5件などになっていることが多いかと思います。
この数字を大きくしたり小さくしたりすることで、主に以下の点が変化します。
例えば、あなたのブログに記事が100件あるとしましょう。
このように、たった一つの設定変更で、読者の回遊導線やページごとの情報密度が大きく変わるのです。
表示する記事数が少ない分、読み込む画像やデータの量が減り、ページの表示速度が速くなる傾向があります。特にモバイル環境や回線速度が遅いユーザーにとっては大きなメリットです。表示速度はSEOにも影響すると言われています。
1ページにずらっと記事が並ぶと、情報量が多すぎて読者がどこから見たらいいか迷ってしまうことがあります。件数を少なくすれば、より集中して目の前の記事に目を通してもらいやすくなります。
最新の記事や注目記事など、特定の見せたい記事への誘導が目立ちやすくなります。
記事数が多くなると、読者が特定の記事を探す際にページ送りを何度も繰り返す必要が出てきます。これは読者にとって手間となり、離脱の原因となる可能性があります。
表示件数が少ないと、一覧ページをスクロールするだけで多くの記事に触れる機会が減ります。「ついでにこれも読んでみようかな」といった偶発的なクリックが生まれにくくなるかもしれません。
読者はスクロールするだけで、より多くの記事タイトルやサムネイルを一覧できます。自分の興味を引く記事を見つけやすくなる可能性があります。
目的の記事が後半にあっても、ページ送りのクリック数を減らせます。スムーズな回遊体験を提供できる可能性があります。
これは直接的な影響ではないですが、1ページからリンクされている記事数が多くなるため、検索エンジンのクローラーが効率的にブログ内の記事を巡回しやすくなる、という考え方もあります。(ただし、これは表示速度とのトレードオフになります)
最大のデメリットです。読み込む画像やデータが増えるため、ページの表示が遅くなる可能性が非常に高いです。特にアイキャッチ画像を多用している場合や、サーバーのスペックが低い場合は顕著になります。ページの表示速度は、読者の離脱率やSEO評価に直結します。
スマートフォンで縦に非常に長いページをスクロールし続けるのは、意外とストレスになります。読者が疲れてしまい、途中で離脱する原因になることも。
では、あなたのブログにとって最適な投稿一覧の表示件数はいくつなのでしょうか? 残念ながら「これが正解!」という万人に共通する黄金律はありません。なぜなら、最適な件数はブログの特性によって変わるからです。
以下の点を考慮して、最適な設定を見つけていきましょう。
ブログの記事数:
ブログのジャンル・目的:
ターゲット読者層:
ブログの表示速度計測:
読者の行動観察:
最初はデフォルト、徐々に調整:
WordPress、特にSWELLテーマでブログを運営する上で、投稿一覧の表示件数は単なる見た目の設定にとどまりません。ブログの表示速度、読者の利便性、そしてSEOにも影響を与える重要な要素です。
あなたのブログの記事数、ジャンル、ターゲット読者、そして何より「表示速度」と「読者の回遊性」のバランスを考慮して、最適な件数を見つけていくことです。一度設定して終わりではなく、ブログの成長に合わせて見直しを行うことも大切です。
ぜひ、本記事を参考に、あなたのSWELLブログにとって最適な投稿一覧表示件数を見つけて、より読者にとって快適で、検索エンジンにも評価されるブログを目指してください。